病める無限の芸術の世界

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門林岳史「美はどこへ行ったのか? : 神経美学の批判的系譜学」

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門林岳史「美はどこへ行ったのか? : 神経美学の批判的系譜学」

(美学芸術学論集, 8, 52-61, 2012-03)

 

 

神経美学、名前は聞いたことあっても神経科学に造詣がない自分が読んでもわかることないだろうと思っていたものだったけど、履修授業の課題レポートの関係でいくつか読んでみたら案外面白くて今後読まなければいけないと思ったくらい面白かった。
思ったよりも人文系よりのものだったし、「美」を語らない美学や芸術哲学に疑問を持っていた去年のうちに読めていたらもっと素直な気持ちで現代の美学に取り組むことが出来たのかもしれない…。

この論文は、あくまで自分の感覚としてだが、初めて手にとる神経美学の論文としては最適な選択になるものだと思う。
多くの論者が紹介されているわけではないけど、ロベルト・フィッシャーとか有名ドコロが名前として出てくるので、通常の美学史美術史の知識があれば、神経美学の輪郭の一部は理解することができる(自分には美術史学史の知識が足りないので色々他の書籍と読み合わせながら進めることに…)。